国際ロータリー 2510地区

 歴史と伝統、そして由緒正しき留萌ロータリークラブ第63代会長を仰せつかりました。覚悟が出来ていたとはいえ、新年度が近づくほどに責任の重さを痛感している次第でございます。
 さて、「COVID-19」と称された新型コロナウイルスによる全世界的なパンデミックから早3年が経過しようとしております。世界の往来、そして国内生活における様々な行動制限等、私たちの生活環境や習慣、常識が一気に崩れ去った期間でもあります。
 そのような環境下でございましたが、日本国内におきまして令和5年5月8日に指定感染症第5類への引き下げにより、明確なアフターコロナ時代が到来いたしました。
 そこで、私たちは元に戻るのか、変化を受け入れるのか岐路に立たされております。
 ロータリーは100年を超える歴史の中、先人たちが築き上げられた功績は計り知れないものがございます。それは、変化に絶えず積極果敢に挑戦し続けたからに他ならないと考えます。ですから、これからの時代においても、確固たるロータリーの信条を幹としながら、様々な枝葉を育て、より一層発展させなければいけません。
 そこで、本年度の会長テーマを「留萌に希望を生み出そう」と掲げさせていただきました。
 現代の若者は「夢や希望が無い」と言われ、夢や希望を持たないことが悪のように捉えられています。ですが、ロータリアン世代は旧来より「子は親の背中を見て育つ」と教えられたのではないでしょうか。であるならば、今の若者が夢や希望が持てなくなってしまった原因は、この時代を築き上げてきた私たちに責任があるのではないでしょうか。
 ならば、私たちロータリアン自身が希望に満ち溢れ、一挙手一投足全てに誇りを持ちながら行動し続けることが日本、そして世界へ希望の架け橋となるのではないでしょうか。
 最後になりますが、本年はロータリーの根幹である「奉仕と親睦」を確実に推進し、充実感に満ち溢れ笑顔咲くクラブ運営を目指して邁進してまいります。
 皆様のご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。